みっきぃふるさと創造プロジェクトを終えて インタビュー

「みっきぃふるさと創造プロジェクト」に多大なご協力をいただいた、ファイヤーワークスの池内様に、事業終了後、インタビューを行いました。


DSCF5010.jpg●今回の映画作りに対してのご感想を聞かせてください。

 映画上映後に中学生が発表していましたが、社会人になって、「出身はどこですか」という質問に「出身地は三木市です」と胸を張っていえるような三木市にしたい!と言ってくれましたが、中学生のこれからの人生を切り開いていく大切な時期にとても良い経験が出来たのではないかと感じました。

 最初に中学生たちと顔を合わせた時に、“違う制服の中学生たちが入り混じってる”のを見て、嬉しかったですね。中学生は、クラスや学年ごとの活動が多くて、大きくても学校単位や、地区単位での活動がほとんどだと思います。そんな中で三木市の単位で何かをするという事をしたことがない子どもたちが、違う学校の仲間たちと、自分たちの住む三木市が良いまちになって欲しいと意識しながら、映画づくりを通じて一生懸命に頑張る。子どもたちにとって、とても多くの気づきがあり、良い経験が出来たのではないでしょうか。

 それから、「次回までにここまでしてください」という宿題を出したらきちんとして頂き、近藤委員長をはじめとする三木JCの方々と中学生たちの、事業にかける熱いおもいが伝わってきました。それを感じたので、私たちも本気で取り組まないといけないという気持ちになりましたね。


●映画づくりを通じて、撮影前と撮影後では中学生はどの様な変化があったと思われますか。

 やはり自分が好きな事とかやりたい事をしようとすると、言うべき事は言って、周りの人たちを説得しなければならない事、また、納得してもらえるように自分で考えて自分の言葉で伝える事の大切さを強く感じたのではないでしょうか。
“ぎらぎら”と“きらきら”の違いのように、自分のやりたい事を、無理矢理仲間にさそうとするのは“ぎらぎら”している状態だと思います。それでは全員が力を合わせる事はできない。そうではなくて、仲間を説得して自分が思った方向性に導けるひとは“きらきら”輝いているんだと思います。
決してひとりよがりではなく、人に想いを伝えて仲間と力を合わせて作品をつくっていく。そういう事を映画づくりで学んだのではないでしょうか。

 今回の取り組みは、子どもたちにとって、目標に向かって確かな第一歩を踏み出すきっかけになったと思います。これからは中学生たちが、目標に向かって進み続ける事が出来るのか、個人の問題となります。今回映画づくりを通じての気づきを、花を開かせるには継続する事が大切だと思います。
今回の事業は終了しましたが、この作品を見返す事で、今回気づいた事やその時の気持ちを思い返してもらいたいですね。そういう意味では、最も難しい、気持ちを持ち続けるという効果もあるのではないでしょうか。