サマーコンファレンス
<開催期間>
2012年7月21日(土)~7月22日(日)
<開催会場>
パシフィコ横浜
住所:横浜市西区みなとみらい1-1-1
<概要>
サマコン(サマーコンファレンス)とは、公益社団法人日本青年会議所の運動を広く発信する場です。各界を代表する著名な講師をお招きして政治・経済・社会など様々なジャンルのフォーラム・セミナーを行い意識の喚起を行いました。
本年度は、4度目の国難となる東日本大震災と原子力発電所事故により、わが国は大きな岐路に立っています。本年度のサマーコンファレンスでは、国難に直面した今こそ、課題に正面から向き合い、挑み、励まし合い、人のつながりを大切にする日本人の根底にある精神性や価値観である日本のプリンシプルを呼び覚まし、「凛然とした誇りにおある国」日本の創造に向けた国民意識を喚起するとともに、それぞれの地域社会へもち帰り行動する事ができるサマーコンファレンスとなりました。
(社)三木青年会議所として総勢15名で参加を行い、フォーラム・セミナーを通して様々な気づきを得る事ができました。
【オープニング】国立大ホール
10:30~11:00
冒頭での井川会頭の挨拶
オープニングゲストの北康利氏
素晴らしい対談が行われました。
【企業の未来デザインフォーラム】501、502号室
14:00~15:30
企業に未来デザインフォーラムでは、「働き方革命・女性の活躍が企業を救う」をテーマに人間力大賞を受賞された事のある野崎弘樹氏を講師に迎えての基調講演と、元(公社)日本青年会議所副会頭である山本昌仁先輩を迎えてパネルディスカッションが行われました。
野崎氏のご講演では、様々なデータを使って最近の若者の働く意義や、仕事に対する定義についてご講演されました。
パネルディスカッションでは、女性社員を積極的に起用されている山本先輩の今後の女性の社会における活躍の可能性について、ディスカッションが行われました。
野崎弘樹氏の基調講演
「働く」とは、「傍」にいるひとたちを「楽」にする、負担を少なくする事です。
家族への貢献、地域社会への奉仕、友人との交流、それら全てが「働く」という事のはず。
いくつもの「働く」を持つために、労働時間を削減し、可処分時間に向けていくべき。
コストをかけずに働き方を考える、ワークライフバランスの導入を考えましょう。
また、少子高齢化が進み、生産人口が今後減少をたどりる中、女性に活躍してもらうしかありません。
近年の若者の就職感で、第1位は「仕事と生活を両立をしたい」 です。
我々が新入社員の頃の「出世したい」とか「高収入を得たい」といった事と変化しています。
そんな中で業務効率を進め、従業員が休暇を取りやすいような仕組みとして、
・議事録をプロジェクターで映しながら会議を進め、やる事と期限を見える化する。
・一つの仕事を2人で分担をする。
・3か月ごとに給与担当者を交代する。
・採用担当者2人で応募者を割り振る。
・文書作成やWEB作成などは在宅勤務を行う。 など
効果として、
・マニュアル化が進む
・生産性が大幅に向上。
・残業代を払わなくて済む為に業績アップ。
・以前では考えられないような良い人材が集まる。
日本JC副会頭の山本昌仁先輩
女性が働き易い環境づくりとして、保育園の運営をしている。
保育園の運営にはコストが掛かり厳しいが、会社全体として考えるとプラスになっている。
出産、育児などで仕事を辞めない環境ができ、優秀な人材を確保する事に繋がっている。
会社はオーナーの持ち物ではなく、私は常に、会社を世の中からお預かりしているんだと考えている。
採用をする時に重視するのは、勉強が出来るとかではなく、「その人が輝いているかどうか。」
<これからの企業、社会のありかたとは?>
企業の働き方として、仕事が休みやすいとか、短い労働時間を選択出来るなど
育児をする女性が働きやすくなる事で、人材の多様性がうまれ、
企業のイノベーションを支えていくのではないか。
会社はお金をかせぐ為の装置ではない。
金を得ながら、幸せをつくっていく所でなくてはならない。
国民皆で公共を支えながら、企業も公共を担っていくべき。
<ワークライフバランス推進企業として>
・㈱坂角総本舗
・㈱きものブレイン
・㈱山田商会
【LOMの未来を拓け!会員拡大成功のセオリー】502号室 16:15~17:30
~成功事例編~
過去3年間で大きな成功を収めたLOMの理事長が集い座談会を行いました。
また拡大委員会より全国の事例を紹介しました。
理事長が拡大を頑張らないと今までと変わらない。
トップが人並み以上の事をやらないと、メンバーはついてこない!
目標への執念を持つ。
新入会員候補者に例会を見に、ゲストとして来て頂く。
「目配り、気配り、心配り」が大切
<新たな人材の発掘へ>
多様化する社会→価値観、感性が求められている。
変化の速い時代→候補者の求めているものは何か?
・女性会員を増やしていく。
JCの運動が女性にも伝わる様に行うべき。
・サラリーマン会員を増やしていく。
盛岡JCは会員の40%がサラリーマン
年会費を月払いにする。懇親会費も2000円~3000円程度にするべき。
松本秀作先輩曰く、「将来、会員の半分がサラリーマンとなり会費も半分になるだろう。」
サラリーマン会員へのアンケートとして
(JC入会のメリット)
1、友情を育める。
2、OBとの交流、共通の話題になる。
3、スキルアップ
(デメリット)
1、例会等時間が合わない。(遅い、早いなど)
2、付き合いに金がかかる。
3、話についていけない。
アンケートを参考に認識をした上で拡大を行うべき。
・公務員の会員
行政からの出向メンバー
熊本ブロック長は公務員、天草JC理事長も公務員という例も。
7月22日(日)
【クロージング】
国立大ホールにて世界へ羽ばたけ!「地域のたから」 ~魂(こころ)を揺さぶるイノベーションの創造~が開催されました。
クロージングで現れたKOKIAさん。美しい歌声に会場中が酔いしれました。
「みんなの心に種をまき、みんなが美しい花を咲かしてくれたら」」素敵な言葉でした。
途中KOKIAさんのお誕生日をお祝いするサプライズもあり、最後は井川会頭の熱いお話とKOKIAさんの青年会議所向けに作られた歌を披露していただき終了となりました。
井川会頭