活動報告

6月公開例会 シン・付加価値 ~選ばれる企業になるための秘訣を探る~

2026年06月03日

自然とともに在る企業の“リアルな言葉”が、ネスタの空の下で響いた——台風を乗り越えて実現した、満員の野外ステージ。

2026年6月3日、一般社団法人三木青年会議所は、ネスタリゾート神戸 野外ステージにて「6月公開例会」を開催いたしました。テーマは「シン・付加価値 ~選ばれる企業になるための秘訣を一挙公開~」。一般の方をお招きして行うこの公開例会には、ありがたいことに定員満員のお客様にお集まりいただきました。直前まで台風が接近し、野外での開催が危ぶまれましたが、当日はなんと台風が逸れ、野外開催が実現。準備を重ねてくださったまちづくり委員会の皆様の努力が、見事に報われた一日となりました。

■理事長挨拶

 

例会の冒頭、理事長より挨拶がありました。本例会ののテーマでもある「シン・付加価値」を軸に、「私たちはただ物を売るのではなく、“物語”を売る。誰が、どんな思いで作ったものなのかを伝えていくことが大切だ」というメッセージが語られました。さらに、社会的責任にも触れ、「企業も地域も、社会の一員である。自分たちがどのように社会へ貢献していけるのか——企業のあるべき姿を見つめ直す。そんな例会にしたい」と、本日のテーマへの想いを込めてお話しいただきました。

■新入会員 入会承認式

 

続いて、新たな仲間をお迎えする入会承認式が執り行われました。理事長より、藤原 菜穂くんへ「入会認承書」が手渡されました。これからともに地域のために活動していく一員として、心より歓迎いたします。

■3分間スピーチ

 

 

3分間スピーチには、金澤 好晃くんと宮脇 泰人くんのお二人が登壇されました。金澤くんは、刃物を通して日本文化を世界に届けたいという想いを語られ、「日本ならではの丁寧な暮らしを、刃物とともに世界へ伝えていきたい」と、自身の事業にかける情熱を熱く語られました。宮脇くんは「健康であることと、時間の使い方の大切さ」をテーマに、「間違った努力は無駄になってしまう。自分がなりたい姿を定め、そこから逆算して日々を組み立てていくことが大事だ」と、自らの生き方に通じる気づきを共有してくださいました。

■ニコニコ

恒例のニコニコでは、拡大委員会の小田委員長の進行のもと、いつものように温かなニコニコが集まりました。メンバーから寄せられた一つひとつの想いに、会場は終始和やかな雰囲気に包まれました。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

■メインコンテンツ|特別対談「シン・付加価値」

 

本例会のメインコンテンツは、株式会社ゴールドウイン専務執行役員 森 光様と、株式会社ネスタリゾート神戸 総支配人 小野里 尚樹様をお迎えしての特別対談です。「選ばれる企業」とは何を考え、どのように価値を生み出しているのか。実際に組織を動かし、経営に変化を起こしてきたお二人のリアルな体験談を、対談形式で紐解いていきました。

■森 光様|見えない細部に魂を込める

 

森様が大切にされているのは、「見えない細部にこそ魂を込める」という姿勢です。富山のものづくりから始まった同社は、「人の挑戦、人と自然の可能性、そしてその世界観を伝えること」をパーパスに掲げ、商品を売るだけでなくブランドの世界観を体験できる店づくりを進めてこられました。国立公園とのコラボイベントで世界観を発信したり、リサイクル材料からフリスビーを作る、売上の一部を寄付するなど、「自然に関心を持つ人を増やす」ための地域貢献活動にも力を注いでいるといいます。

「社内の人たち自身が、自分たちのアイテムのファンになること」を大切にしているとのお話に、参加者は深くうなずいていました。また、地域貢献にあたっては、自分の自治体のことだけを考えがちな自治体同士の間を取り持つ苦労があったことにも触れられ、「ものとことをつなげ、雇用を生み、人が集まる。そうやって地域に貢献していきたい」という、地域への眼差しを語ってくださいました。

■小野里 尚樹様|足を使って、人とつながる

 

ネスタリゾート神戸の小野里様からは、地域に根ざすことの難しさと、その向き合い方についてお話しいただきました。当初はSNS広告にも取り組まれたものの、なかなか思うような効果が出なかったといいます。そこで改めて見つめ直したのが「地域性」でした。「この地域の皆様は、人と人とのコミュニケーションをとても大切にされている。それがこの土地の文化なんです」と小野里様。

だからこそ、SNSも活用しながら、本当に大事にしているのは「自分自身が足を使って、人と直接コミュニケーションをとること」だと語られました。飲みの場に出向き、人と語り合い、コツコツと信頼を積み重ねていく——その地道な積み重ねが、地域と人々との確かなつながりを生んでいくといいます。そして「大自然の冒険」をコンセプトに掲げる施設として、「自然を壊さず、どう活かすのか。それをどう次世代へつないでいくのか」という、未来を見据えた想いを共有してくださいました。

 

自然とつながることをコンセプトに企業活動をされているお二人。そのリアルなお話を、まさに大自然に包まれたネスタリゾートの野外ステージで聞くことができたことに、私たちは大きな意味を感じました。日が暮れ、星空のもとへと移り変わっていくステージで交わされた言葉の一つひとつが、参加者の心に深く刻まれました。

会場には、メンバーだけでなく、一般のお客様も含めた多くの方々にお集まりいただきました。「選ばれる企業」というテーマは、業種や立場を越えて、参加者一人ひとりが自分ごととして向き合えるもの。真剣な眼差しで耳を傾ける皆様の姿が、この例会の充実ぶりを物語っていました。ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。

 

■懇親会|いつもと違う場所で、深まる絆

 

 

例会終了後は、ネスタリゾート内の施設に会場を移し、JCメンバーで懇親会を開催いたしました。やはり雰囲気のある特別な場所で時間を過ごすと、いつもとは違った空気が生まれるもの。普段とは少し違う会話が飛び交い、メンバー同士のつながりがまた一段と深まる、贅沢なひとときとなりました。


「選ばれる企業とは何か」。この問いに、業種も立場も異なるお二人がそれぞれの言葉で答えてくださった本例会は、参加者一人ひとりにとって、自社や自分自身のあり方を見つめ直すかけがえのない機会となりました。三木青年会議所は、これからも地域社会の発展と会員一人ひとりの成長のために活動してまいります。