理事長所信

第57代理事長 三宅真紀子

光輝燦然
~キラキラ輝く未来の創造~

<はじめに>
 日本の青年会議所運動は、1949年“明るい豊かな社会の実現”を理想とし、責任感と情熱溢れる青年有志により、東京青年商工会議所が設立され、更に1951年、全国的運営の総合調整機関として、日本青年会議所が設けられ始まりました。
 そして私たち三木青年会議所は、1959年に神戸青年会議所のスポンサーにより、全国で155番目の青年会議所として認証され、昨年には、創立55周年を迎えさせて頂きました。私たちが常に新しい歩を進めるためにも、これまでの、先輩諸兄からの運動を吸収し、受け継ぐべきものは「伝統」として受け継ぎ、変えるべきものは思い切って「革新」を行い、三木青年会議所がこれから進むべき、より良い道を切り拓いていきます。

<三木青年会議所の役割、そして未来>
 少子高齢化・教育の混迷・コミュニティの喪失・環境問題など問題が山積する三木において、行政や他人任せではなく、市民自らが主体となって考え行動し、地域を変えていく事が大切です。多くのNPO法人や民間団体が活躍している今、市民協働社会のリーダーとして、地域に開かれた三木青年会議所の役割はさらに大きくなります。JC内外を問わず地域リーダーを育成するため、まずはJAYCEE自らが学び成長し、その成長を地域に伝播させていきます。
 私の描く未来。過去がそうであった様に、今も、50年後も、100年後も、三木青年会議所が常に地域を触発、感化し、大きく成長させる機会を提供する団体であること。また、自らが若者らしい発想と行動力で三木の諸問題に対して挑み、市民意識を変革させ、解決・貢献している団体として、市民に広く認められていること。更に、三木青年会議所で学び成長した仲間が、明るい豊かな社会の実現に貢献することです。

<次代へ繋ぐ三木青年会議所の「伝統」>
 私たちは、三木青年会議所56年の歴史の中で形成された、次代に継承すべき慣習を「伝統」として受け入れ、それを基本に活動してきました。
 三木青年会議所会員が一同に集う毎月の例会は、我々の想いを共有し、更に士気を高める最高の場です。だからこそ、三木青年会議所の歴史を語る上で代名詞の様に語り継がれる100パーセント出席例会を私たちも行い、素晴らしい三木青年会議所の「伝統」のひとつとして、次代へ繋いでいきます。
<同じ志を持つ会員の拡大>
 私たち青年会議所のビジョンは恒久不変の世界平和です。会員は、世の中がどうなる事が明るい豊かな社会であるのかを考え、そしてその為に何をするべきかを落とし込み、それを事業として行います。志を同じくする会員が、一人でも多く集まることで、一歩でも二歩でも我々のビジョンの実現に繋がります。そのためには私たちが自信と誇りを胸にキラキラ輝く人となり、三木青年会議所創立時の会員数36名を目指し、積極的に拡大に取り組みます。

<運動を輝く三木の未来に繋げる広報>
 私たちは“明るい豊かな社会の実現”を共通の理想とし、様々な事業を展開しています。
 私たちが地域リーダーとして本当に発信しなければならない情報は何であるのか。それは故郷三木が、そして市民がどのように変化していくべきなのかを考え、現状を踏まえた上で、三木青年会議所が行うべき事業、運動は何であるのか、更に事業終了後に行われる事業目的達成の検証、そして新たに見えた課題は何であるのか。最終的に私たちが、市民がこれからどの様な行動をとるべきであると結論付けたのか。それらを発信していくことが、皆に気付きを促すことに繋がるのではないでしょうか。これこそが、私たちの本来行うべき広報です。運動の結果を地域と共有する、つまり三木青年会議所の運動結果から得た輝く三木の未来に繋がる提言を、広報という形で実践していきます。

<市民と共に歩む三木の未来の創造>
 私たちは三木の未来を担う若者の代表として、志高い青年経済人として、積極的に地域の皆さんと交わり、意見や価値観を共有し、それらをまとめ、地域の生の声として行政や各種団体に提言していく必要があります。
 そして、政治的、宗教的に中立な立場の青年会議所だからこそできる形で、市民が受動的でなく能動的に、そして積極的に地域社会へと働きかけるべき存在であることを今一度確認し、一歩踏み出す機会を提供します。

<三木を牽引するリーダー育成>
 青年会議所に入会すると、必然的に多くの出会いの機会に恵まれます。その与えられた機会を会員自らが掴み取り、貪欲に自己の成長に挑戦することで、その機会が本当に意味あるものに変化します。私たちは20歳から40歳という限られた時間の中で、人として、また青年経済人として、青年会議所という学び舎で過ごすことの意義を今一度考え、前例や固定観念にとらわれることなく、三木の未来を牽引するリーダーと成るべく、積極的に活動します。
 更に、三木の未来を牽引するためには、三木青年会議所の過去を知ることも大切です。温故知新の精神の基、今を生きる私たちらしく、三木青年会議所が誇る多くの先輩諸兄から幾多の出会いと学ぶ機会を頂き、それを次代に繋いでいきます。

<最後に>
 私たちは、偉大な先輩諸兄が築いてこられた輝かしい三木青年会議所の歴史と伝統を、今、確かに受け継ぎました。

 今、私たちがやるべきこと。

 青年経済人である私たちが、世の中を変えるのだという高い志のもと、常に問題意識を持ち、挑戦を続けること。そして魅力ある三木の未来を創造すること。変革の歩を止めることなく、次代へ、この愛して止まない三木青年会議所を受け渡すこと。

光輝燦然。

 私たちが、自身の周りに留まらず、50年後も、100年後であっても決して絶える事
無い我らが三木のキラキラ輝く未来を、明るく照らす存在であるように。


<基本方針>
・次代へ繋ぐ三木青年会議所の「伝統」
・同じ志を持つ会員の拡大
・運動を輝く三木の未来に繋げる広報
・市民と共に歩む三木の未来の創造
・三木を牽引するリーダー育成

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