◆ 三木の宝育成事業~ぼくらのどうぶつ園~ ◆ (1日目:2016年9月5日/三木市立市民活動センター 2日目:2016年9月19日/メッセみき)
1日目として2016年9月5日に三木市立市民活動センターにて、2日目として20 16年9月19日にメッセみきにて、青少年育成事業である三木の宝育成事業~ぼくらの どうぶつ園~を開催いたしました。 地域における次代のリーダーとなる子ども達の教育、育成に取り組む目的で、心揺さ ぶるような体験を通じて、子ども達が夢や希望を心に持ち、自立・自活して人と共に生き ることができる逞しい大人となってもらえるような事業を行うべく、熊本復興支援として 子どもたちの運営による移動動物園を催すこととなりました。 参加してくれる子どもたちに、この事業の主旨を良く理解してもらうために、2回に分 けて事業を行いました。 地域の小学生に参加者を募ったところ、30名の小学生が参加してくれました。
1日目(2016年9月5日/三木市立市民活動センター)は、参加者の小学生や保護者、そして、
三木青年会議所メンバーが集まり、顔合わせを行いました。さらに、神田隆範三木の宝育成委員
会委員長が「あっぱれ!神田大先生」として、熊本の現状を映像を使って説明し、事業の目的や内
容、流れを小学生にしっかり伝えました。
「あっぱれ!神田大先生」によるレクチャーの後は、小学生を班ごとに分け、メンバーの自己紹介
やチーム名の命名、2日目の移動動物園の会場の展示物の制作や、どうぶつ園への招待状の作
成などを行いました。
さらに、作成したばかりの展示物や看板を使って、子どもたちが出演者となってPR動画も撮影し、
YouTubeに公開して、2日目の本番に向けた準備を行いました。
最後に、田中理事長から子ども達に、2日目に着用するスタッフシャツが一人一人に
手渡され、全員の心を団結させて、1日目が終了しました。
2日目(2016年9月19日/メッセみき)は、いよいよ「ぼくらのどうぶつ園」本番と なりました。朝早くから、子どもたちが黄色のスタッフシャツを纏って集まり、三木青年会 議所メンバーと一緒に、お昼前のオープンを目指して、会場内の飾りつけや準備を行い ました。![]()
そして、移動動物園のバスが会場に到着すると、子どもたちの目がとても輝きました。 みんなで手を繋いで、柵となり、会場内で搬入される動物たちが逃げないように、 動物たちの誘導や移動のお手伝いをしました。
そして、今一度、当日の流れを確認し、動物の世話や触り方、えさのやり方を移動 動物園のスタッフの方に教えて頂き、自分たちがスタッフとして、来場者の皆さんに しっかり伝えられるようにしっかり準備しました。 いざ、オープンの時間。 来場者には、一般の方はもちろん、スタッフの子ども達が招待状を送ったお友だち もたくさんやってきました。スタッフの子供たちは、役割分担に従って、受付、熊本 支援のメッセージカードボードの作成の説明、メッセージカードの貼り付け、動物の 餌の準備や手渡し、動物の抱き方の説明、熊本震災支援の寄付金のお願い、そして、 動物のゲージの清掃などを行いました。
途中から、予想を超える来場者に、会場は満員御礼状態となりました。それでも、 子ども達は、自発的に自分たちで考えて、動き、仕事に徹していました。 結局、2400人もの来場者に来て頂くことができ、大盛況で終わりました。 閉園後、スタッフの子供たちと青年会議所メンバーとが集まり、事業を振り返り 自分たちの目的の達成を確認しました。事業を終えた子供たちは、疲れてはいました が、目を輝かせて、達成感に満たされていました。
最後に、三木市に当日集まった寄付金をお渡しし、「ぼくらのどうぶつ園」は無事に 終了しました。
2日間という短い時間でしたが、子ども達が夢や希望を心に持ち、自立・自活して 人と共に生きることができる逞しい大人となってもらう、という我々の目的は、十分 に達成できたと確信しました。
*************【ご報告:「ぼくらのどうぶつ園」の義援金・熊本復興祈りの木について】 「ぼくらのどうぶつ園」において、大変多くの方々に義援金・熊本復興祈りの木の作 成にご協力いただきまして、誠にありがとうございました。 義援金につきましては、総額162,168円を集めることができました。 ご協力いただきました義援金と熊本復興祈りの木につきましては、益城教育委員会よ りご紹介いただき、12月に『熊本県益城町立津森小学校』へと贈らせて頂きました。 津森小学校は、益城町東部にある児童数100名弱の小学校です。 断層のズレが地表に現れ、麦畑に大きな亀裂が走った写真が印象的に報じられた、堂 園地区を校区に有しており、今回の地震を引き起こした布田川活断層の起点に位置し ます。 益城町内については、報道では住宅密集地の風景写真を目にしますが、集落が点在す る地域の、農業被害も含めて壊滅的状況にはなかなか目が向いていない状況もありま す。現在、校区全域(特に傾斜地の集落)では、集団移転が考えられているそうです。 そんな中、三木の子どもたちからのメッセージは大きな力になるものと思います。 津森小学校には、義援金と熊本復興祈りの木の他に、「ぼくらのどうぶつ園」当日の 資料や、事業を取材した新聞記事(1日目・2日目)、また金物まつり(11月5日 ・6日開催)にて三木JCのブース内で掲示した三木JCの活動内容資料も併せて、 送らせて頂きました。 後日、津森小学校の佐藤浩介校長先生より、 「早速、児童玄関の壁面に掲示しました。児童も足を止めて読んでいました。 そして、大変喜んでおりました。 熊本地震の震災復興に向けてのご支援に感謝申し上げます。」 と、大変ご丁寧なお礼のご連絡を頂きました。
※津森小学校の児童玄関壁面に掲示された「熊本復興祈りの木」 この度、ご協力いただきました皆様に改めて御礼申し上げると共に、ここにご報告申 し上げます。